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2008年02月28日 (木) 経済というゼロサムゲーム この日を編集

_ 経済というゼロサムゲーム

正直、借り物の言葉ばかりですが書いてみる。

基本的に、自分がパイを得たいのなら、誰かのパイを奪い取らなきゃいけない。だって、地球という枠にいる限り、パイは増えないのだから。ただ、無駄を減らして、パイを効率よく分配することはできる。理論上は可能。

結局のところ各個人が見かけの利益(例えば、怠けるために楽をする、無為無策の現状維持)に陥ると全体としてはプラスにならない。出遅れてきた新規プレーヤは、既得権益をただ守られては、手の打ちようが無くなる。パイがこぼれる(ポジションが空く)のを待って奪い合うしかない。パイの奪い合いが精々なんだ。

でも、「生きていく」ことが目的ならば、すでに持てる者にとっては、現状維持というのは最適戦略の一つ。だって、いま上手く行ってるんだから将来も上手く行くはず。今更、電気にまみれた生活を放棄できるとでも?飢餓に苦しむ子供がいるから遊ぶのを止めて、余剰財産を全部寄付できるとでも?現実には、理由なんて無いけど、既に持ってるパイをみんなに配ってあげましょうなんて人はいない。

だから、変化というリスクを受け入れてもらうには、きちんと見返りの期待値を示すのが正攻法。

ただ、その方法では変化に時間がかかる。また一方で、もっと暴力的で効果的な方法もある。それは「ぶっ壊す」こと。だって、分配できるパイの総量は劇的に増えない。もしかしたら、突然、核融合が実用化されるかもしれない。でも、そんな物を期待するわけにはいかない以上、既存システムの非効率なボトルネックを解消して効率化すれば、無駄に消えていたパイが利益として分配されてみんな幸せになる。それは正論、というか、多分真理なんだと思う。奪い合わずに、みんなが幸せになるにはそれしかない。それは正しい考え方。

でも、そのために行動できる人は少数。だって、既に局所最適に近い場所にいるから。自分と家族が食べて行かなきゃいけないから。自分が損益を被りたくないから。これまでの積み重ねを無駄にしたくないから。変えても上手く行くとは限らないから。めんどくさいから。わからないから。目をそらしたいから。苦しいから。逃げ出したいから。つまらないから。一人になりたくないから。嫌われたくないから。良いカッコしたいから。みんな、自分さえ良ければそれで良いのだから。

否定はできない。そこに嘘偽りは存在しないのだから。

無理矢理こじ開けるしかないのだ。破壊するためには、それ相応の強力な武器と、既存のシステムの隙が必要。ゲームみたいにスライムからレベルアップなんて無理。レベル1からボスと戦うことになる。だって、普通そうするよね?魔王軍はゲームのためのご都合主義だから勇者が勝てるんだ。装備やアイテムを揃えても、総力戦では勝ち目がないことがほとんどだ*1。デスノートのように強力な武器がそこいらに転がってるわけじゃない。歴史をみても、成功例の後ろには死屍累々の山。彼らに足りなかったのは、運か実力か。

不平を言う人はいても、時間をかけて「利」を説くか、革命を起こして力でねじ伏せるか。そのどちらも選ばない人が恐らく大多数なんだろう。でも、それでは変わらない。だれかが動けば変わるかもしれないけど、それを待つだけだとしたら、「変えたくない」という意志選択をしていることは自覚すべきだろう。

今の僕はその一人に過ぎない。

*1 後、既存権益によって、武器を取り上げられている場合もあることにも注意。例えば、奴隷制度における教育。

Tags: 戯言
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
masayashi (2008年02月28日 (木) 14:07)

逆に考えるんだ!地球という枠においてもパイは増えると考えるんだ! <br>選挙に行かなくてごめんあさい

ema (2008年02月29日 (金) 01:00)

# あー。speed_comment の拡張機能が働いていない。 <br> <br>ゼロサムゲームである以上、パイを増やすには、ゴミをパイに変えないと駄目。でも、そこに「期待」しすぎると運頼みになるよね(例えば、蒸気機関の発見やリサイクル。後者は文字通りゴミをお金に換えた産業の例。僕は、多くの場合リサイクルは、トータルでみると非効率だと思っているけど、そこはさておき)。

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